無理のないギフトを送る
二世帯住宅に娘さん夫婦と住んでいる
90代女性の患者（利用者）さんの
お話になります♪
その日訪問すると
何やら苦笑いでお出迎え頂き
『さっきまで娘がここに来ていたのよ。』
と、仰られました。
なんとなく雰囲気を察して
「何かあったのですか？」
とお聞きすると
『愚痴をたくさん聞いたわ！
1時間くらい話してたかしらw』
と、仰られたので
「えっ⁉︎1時間もですか？」
と、すぐに聞き返すと
『どうやら娘がご近所の方に
＂三越＂で買った上等なお菓子を
あげたらしいのよ！
それから数日後にその方とまた会う機会が
あったみたいなのよ。
でもその方は御礼も感想も
何も言わなかったそうなのよね！』
と、仰られたので
「それは少し悲しい気がしますね🥺」
とお伝えすると
『あら、あなたもそう思う？』
と仰られたので
軽く頷きました。
すると続けて
『でもね、そのご近所の方が
何を言おうが言わまいが
そんなことどうでもいいのよ。
そもそも
娘自身があげた物に対する
＂御礼＂や＂感想＂を
期待してしまっているだけなのだから☝️
見返りを求める事は
こちらの＂勝手”なのだからね。
だから娘に説明したのよ。
＂あなたは1円玉を募金する時に
何か見返りを求めるかしら？
何も求めないでしょ？
何故ならば1円の募金は
あなたにとって
無理がないことだから。
そもそも見返りを
求めてしまうということは
あなたが無理して人に与えた物なのよ。
自分が損をしたと思うほどに
人に与えないことね。
見栄を張って背伸びして
生きていくのはつらいわよ。
いい物を人に与えたいのなら
見栄を張らずに
それが渡せるように
それなりに努力なさい。
見栄を張るより
よっぽどいいわよ。＂
ってね。
そしたら娘はとっても不満そうに
部屋を出ていったわ😔
その後にあなたが来たのww』
と、仰られ
返す言葉が見つからないほどに
深く心に突き刺さりました。
＂無理のないギフトを送る＂
それは
＂安くすませる＂
もしくは
＂上質なものが送れるほどに
とてつもない努力をする＂
前者か後者か
選ぶのは自分自身。
その日家に帰り
久しぶりに財布を開けて
小銭を確認し
明日コンビニの募金箱に
ほんの少しだけ募金しようと決意しました(^^)
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