【循環器の知識7】"心筋梗塞"と同様に"胸背部痛(放散痛)"を生じる恐ろしい病気

"心筋梗塞"と同様に"胸背部痛(放散痛)"を生じる恐ろしい病気

今回の動画では
"心筋梗塞"と同様に
"胸背部痛"を呈する
"命に関わる病気"について解説しています。

その病気の名前は
"大動脈解離(だいどうみゃくかいり)"
といいます。

どういう病気かというと
心臓から1番はじめに出る
大動脈という大きな血管が
裂ける病気になります。

大動脈も痛覚があるので
血管が裂けると
胸背部に激痛を生じます。

しかし
どうやったら
大動脈が裂けるのでしょうか?

それは大動脈の
構造に答えがあります。

大動脈は
心臓から血液を全身に送る
最初の血管なので

内膜、中膜、外膜のしっかりした
強度の三層構造になっています。

しかし
"動脈硬化"などで
血管が脆くなり
内膜や中膜が浸食されると
例えば
中膜と外膜の間に
すごい勢いで血液が流入して
膜と膜の間に裂け目が生じます。

その裂け目が心臓まで到達すると
最悪心臓破裂を引き起こし
命を落としてしまうのです。

この大動脈解離も
"肩凝り"のような
症状を呈する場合があります。

明日の投稿では
この大動脈解離で
●命が助かった芸能人
○命が助からなかった芸能人
をそれぞれご紹介します。

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