遠回りが一番の近道

ある施設で
車椅子の操作の練習を開始した
90代女性の患者(利用者)さんの
お話になります♪
この患者さんは
施設内の自室から食堂まで
歩いて移動することが
できなくなってしまったので
車椅子を操作して
食堂へ向かう練習をしています。
そして第一の難関である
エレベーターに車椅子で入る練習をすると
スルスルスル〜と上手く両手で
車椅子のタイヤを回し
見事成功‼️
「いいですね♪」
と、お声かけすると
ニコッと笑顔を返して下さいました😁
そして第二の難関である
食堂のテーブルへの車庫入れ練習
これもスルスルっと何回か向きを変え
難無く成功‼️
そして最後の難関である
自室へ車椅子で入る練習
自室の扉へ近づき扉を上手く開けて
後はお部屋へ入るだけ❗️
すると
近回りし過ぎて玄関扉の内側に
ゴツんっ❗️
再び挑戦して
またゴツんっ‼️
『あれ!おかしいわね🥲』
そう仰られたので
「近回りをし過ぎると車椅子の内側が
扉にあたってしまうので
少し遠回りをすると良いですよ☝️」
とお伝えすると
スルスルスル👩🦽
見事成功‼️
すると
『そうなのね!遠回りがいいのね!
近回りをしてズルをすると進まない!
なかなか面白いわね🤣
それってまるで人生そのものね♪』
と、仰られました。
"遠回りが一番の近道"
過去を振り返ると
"無理ができる時期"に
いろんな壁にぶち当たり
近道をしようとしては
失敗して進まなくなる
そうやって結局遠回りをして
少しずつ進み
遠回りをすることが
一番の近道であった事を知る
未来を見ると
まだ人生道半ばの
自分たちには
とてつもなく長く感じる
この道の先に何が見えるだろうか?
その答えは
自分の中にしかないのだと気づき
少しボヤけた目を擦り
前を向き歩き始めました^ – ^
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