何度でも幸せな気持ちになれる思い出

何度でも幸せな気持ちになれる思い出

脳梗塞の後遺症で

手足が麻痺して

身体が自由に動かせない。

そんな80代女性の

患者さんのお話です♪

最近はリハビリの時間に

一緒に外を歩く機会が増えて

いつも通り

外を歩いていると…

何故かその日は

とっても"早足"

「そんなに急いで

どうされたんですか?」

と聞くと

『今日は急がないといけないの』

と、前を向いて

さらに"早足"に…

転ばないようにと

横から見守りながら

注意しながら歩いていると

『はぁ、はぁ、はぁ』と

少しずつ

息切れしてきているご様子。

「少し休憩しましょうか?」

と、伺うと

『大丈夫!急がないと』
の一点張り

しかし

これ以上は

無理をさせられないと思い

「今日は何を

急いでらっしゃるんですか?」

と聞くと

『ほら、見て』

足を止め

目を向けた先に

一面の"芝桜"が

広がっていました♫

一瞬自分が言葉を失うと

足を止めても

まだ『はぁ、はぁ』と

息を切らしながら

『これをあなたに見せたくって』

自分の口からは

「最高に嬉しいです。

本当にありがとうございます。」

これ以上の

言葉が見つかりませんでした。

リハビリの介入時間

が40分しかなく

いつもの倍の距離を歩いたので

ここに来るまで必死に歩いて

頂きました♪

この患者さんのおかげで

思い出せば

何度でも幸せな気分になれる

思い出ができました。

春という季節が

自分にとって

最高の季節になりました(^^)

»【投稿】理学療法士:木村陽志

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