老衰によって命を落とす時【快感】に包まれる可能性がある

日本人の死因第3位は老衰

出典:令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚労省)

日本人の死因は

第1位が悪性新生物(癌など)

第2位が心疾患

それらに続き

第3位は老衰となっています。

 

2022年9月8日に

イギリスのエリザベス女王2世が

静かにこの世を去りましたが

その死亡診断書には

老衰と書かれていたそうです。

 

では、この老衰とは

どのような状態なのでしょうか?

老衰とは?

出典:president.jp

私たち人間が

年を重ねるとともに

細胞は経年劣化し

その機能を

失う運命にありますが

この時に

特定の臓器の機能が

失われればそれは疾患です。

 

それとは対照的に

身体全体の臓器が

バランスを保ちながら

徐々に機能を

失う状態が老衰になります。

 

言い換えれば

全身の機能がゆっくりと

衰弱しつつある状態といえるでしょう。

 

そして老衰の結果迎える

自然死のことを老衰死と呼びます。

 

高齢者が

大きな病気や

怪我をすることなく

徐々に衰弱して迎える

穏やかな死ということになります。

日本人の老衰死は増えている

出典:https://youtu.be/_KzZN0viX3Y

日本人の老衰死

2000年から2020年までの

20年間で約4倍も増加しています。

 

では、なぜ日本では

老衰死が増加しているのでしょうか?

 

その理由一つとしては

医療技術の進歩が

大きく関係しています。

健康寿命が延びた結果

天寿を全うし穏やかな死を

迎える人が増えるのも必然です。

 

ですが

より本質的な

もう一つの理由としては

死生観の変化文化の問題です。

世界的な傾向として

ただやみくもに

延命するのではなく

老衰による穏やかな

死を願う人が増えつつあります。

 

日本において

そのような高齢者は

☑ホスピス

☑介護施設

☑在宅医療

などで終末期医療を選択する機会が多く

終末期医療では

検査の頻度も減るので

医師により老衰死

判定されるケースが増えているのです。

 

これは言い換えると

日本において

医師が死亡診断書に【老衰】

記載しやすい環境が整いつつあり

それを自然なこととして

日本人が受け入れているといえます。

老衰死の瞬間に何を感じる?

老衰死の瞬間は

意識が混濁して

何も感じないと

思われがちですが

そんなことはないようです。

 

マウスを用いた研究では

死の瞬間の酸欠状態において

心肺停止から30秒程度は

通常よりも

脳が活性化するという研究があります。

 

それでは最期に苦しみを味わうの?

 

とお思いでしょうがご安心ください。

 

ラットを用いた別の研究では

死の瞬間にセロトニンという

精神の安定と幸福感に関与する

ホルモンの脳内レベルが

通常時の3倍に

上昇したという報告があり

人においても同様に

死の瞬間の脳内では

脳内麻薬の一種である

エンドルフィンが大量に放出され

心地いい状態であるという仮説もあります。

 

人生最期のご褒美として

脳が幸福感を味わわせてくれるのですね。

 

人はこの世に

生まれた瞬間から

死へ向かって生きていますが

今回の記事が

その恐怖を取り払う

一つの材料になればいいなと願っています(^^)/

▼参考動画

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