美しさの裏側

落語が大好きな80代女性の
患者(利用者)さんのお話です♪
この患者さんが
落語を観に行くと
いつも気になる"演者"がいるそうです。
その"演者"さんが
演者席に座った際に
いつも"着物の羽織ものを脱ぐ時の姿”が
とても"美しい”そうです。
羽織ものを肩から少しずつ脱ぎ
身体を小さく揺らしながら
最後は自然に地面におちる。
そして
正座した際に
両手を後ろにまわして小さく束ねる。
この一連の自然な動きが
とても"美しい”そうです♪
『あの方(演者)とお話したことが
あるのだけれど、舞台に立った時以外にも
どういう動きをすると美しく見えるのか?
常に考えて生活しているみたいよ。
一つ一つの動作に魂を込めているの。
自然に見えるのは
その"積み重ね"があるからだと思うのよ。』
と、仰られたので
「凄いですね!
日常的にそれを意識し続けるって
なかなかできるものじゃないですもんね。」
と、お答えすると
『そうね!
"美しさの裏側には
計算された努力があるのよ"』
と、仰られました。
常に"舞台"を意識して
日常生活を積み上げる
人それぞれ"舞台"は
違うけれど
そこに立ってスポットライトが当たる
イメージを欠かさないことこそ
"プロフェッショナル"
と言えるのかもしれませんね^ – ^
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