本気で集中すると怖いくらいの″真顔″になる

たった一つの世界

一つのことに集中すると

怖いくらいの"真顔"になる

患者(利用者)さんのお話です♪

「今日はお外で歩くスピードを測定します」
と、お伝えすると

『分かった!!』

と、仰りながら

"真顔"になると

すぐに歩き始め、いきなりスタートww

前回は400mほどの距離を歩いて頂き

タイムは9分53秒

今回も同じコースを計測します。

果たして

前回タイムを超えることができるのか⁉︎

するとそこに

ハトを口に咥えた野良猫がヒョコっと現れました‼️

こんな時に限って衝撃の展開😅

しかし

いつもは何かに気を取られてしまうと

足が止まってしまうのですが

その日はそれには目もくれずとにかく前進前進!

むしろ

自分は猫が気になるなあ🐈

そう思いながらも

ハトを咥えたまま塀をよじ登ろうとする

必死な猫を横目にそのまま前進!

そしてついにゴール✨

タイムは・・・7分22秒

大幅に記録更新!!

「おめでとうございます🎊」
と、お伝えすると

『よかった♪』

と、少し息を切らしながら

お返事して頂きました。

「でもよくあの猫に気を取られなかったですね」
と、お聞きすると

『"私は一つのことしかできないから"』
そう仰いました。

今日は猫に気を取られないくらい

歩くことに集中して頂いたようです。

そういえば

いつも歩いていて

足が止まってしまう時は

自分が何か話しかけた時だったなあと

その時の光景を思い出しました。

注意が逸れるのではなく

自分の話を

足を止めてまで

"一生懸命”聞いて下さっていたのだと

思うと、とても嬉しい気持ちになりました。

むしろ猫に気を取られた自分は

恥ずかしく思えました。

一つのことに"集中"する

これは意外と難しく

この患者さんが

怖いくらいの"真顔"になる瞬間は

どんなことがあっても邪魔されない

この患者さんだけの

"たった一つの世界"に

入り込んでいるんだと理解しました。

自分はどんな時に

この世界に入り込むのだろう?

そう思った時

この記事を書いている

まさにその瞬間が自分にとっての

"たった一つの世界"なのだと気づきました!!

そして

それは誰にも邪魔されない

とても心地のいい時間で

おそらく

怖いくらいの"真顔"になっているのだろう

と、患者さんの

気持ちがよく分かった瞬間でした^ – ^

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