【循環器の知識19】トイレで失神する2つの因子~悲惨な状況に・・・~

トイレで失神する2つの因子

さて、"息こらえ"をする事で
昨日の記事で説明した
"迷走神経刺激"によって
最終的には血圧が急下降します。

その血圧の急下降に耐えられず
"脳血流"が少なくなり
失神する人がいます。

では"息こらえ"で失神する人の
"2つの条件"とは何なのでしょうか?

それは
①脱水の人
→そもそも全身を回る血液量が少ないため
②心不全の人
→心臓から
血液を送り出す能力が低下しているため

この2つになります。

ではこの"2つの条件"を満たす人は
どのような人が思い浮かぶでしょうか?

それは一言で
"高齢者"になります。

ご高齢な方は
頻尿になるからと
水分をあまり摂取せず
利尿(尿を出す)作用が強い
緑茶を好みます。

さらに
60歳以上になると
"心不全"の発症リスクも高まるので
①と②のリスクを両方抱えやすいと言えます。

そして極め付けは
脱水になる事で
便秘になりやすく
トイレで気張る(息こらえする)
機会が増えます。

トイレで失神する2つの因子は
●高齢者(脱水&心不全を抱えやすい)
●息こらえ(バルサルバ法)をする

これが全ての答えになります。

もし皆さんの周りに
このようなリスクを
抱えた方がいらっしゃったら
この話を理解した皆さんが
是非助けになってあげてくださいね(^^)

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