前半勝負で出し惜しみはしない!!出し切ってもきっとまた頑張れるから

出し切ってもきっとまた頑張れる

囲碁が大好きな
80代女性の患者(利用者)
さんのお話になります♪

この患者さんは
昨年から原意不明の腰痛で
突然歩けなくなり
寝たきりになってしまいました。
それでは困るということで
リハビリの要請があり
介入することとなりました。

【介入1回目】
痛みの場所を特定しリラクゼーション 
ベット横に座ることができたが
痛みは全く取れず終了(>人<;)

【介入2回目】
歩行器導入し
立つところまでいくが
痛みがあり終了(>人<;)

介入終わりに
囲碁のことを少し聞いてみました。
「囲碁はどのくらいやられていたんですか?」
すると
『もう何十年にもなるわね!
こう見えて私は囲碁4段の実力なのよ♪』
そう仰られました。
「それは凄いですね‼️
是非お手合わせお願いします』
と、お伝えすると
『そうね、是非やりましょう!』
そう仰ったので
次の週には居間まで一緒に歩いて
そこで囲碁の対局をする約束をしました。

【介入3回目】
その日は
気合いの入り方が全く違いました。
バイタルを測ると
すぐに歩行器で居間にある椅子まで
スイスイと歩くことができました。
しかも
痛みの訴えは全くありません。

歩き終わり
「凄いですね‼️こんなにも歩けましたよ😁」
と、こちらの方が興奮してしまいました。
すると
『私はいつも前半勝負よ!』
と、そう仰いました。

そのままお話を聞くと
どうやら囲碁の時もとにかく
前半からどんどん攻めて相手を追い詰めて
早い段階で相手に勝利するのが
この患者さんの得意技だそうです。

それを聞き
「前半勝負が得意なんですね?
では今日はもう出し切ってしまいましたか?」
そう伺うと
『いいえ、まだやれるわよ!』
そう仰りその後も
●座って筋力訓練
●立ち上がり訓練
●寝室へ帰るまでの歩行
今まで寝たきりとは思えないほどの
頑張りを見せて頂きました。

そして時間いっぱいになってしまったので
「囲碁はまた来週にお預けですね。
楽しみにしています♪」
と、お伝えすると
『そうね、今日は楽しかったわ♪』
と、少し息を切らしながら
でも清々しい表情でそう仰いました。

この患者さんから学んだことは
前半勝負で出し切ったとしても
その後に意外とまだ頑張れるということです。

様子を見たり温存することも
時には必要かもしれませんが
もし今"停滞"していることがあるならば
思い切って出し切ってみることが
良いのかもしれません。

そうすればその後も
気持ちがスッキリして
もっと頑張れるようになることでしょう💪

いつも頑張っている
皆さんを応援しています^ – ^

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