一年に一度の楽しみ
最近体調を崩され
少し回復されたばかりの
90代女性の患者（利用者）さんの
お話になります♪
いつも介入した際は
一緒に歩行器で
お外を散歩するのですが
しばらく体調を崩され
お外へは出られなかったので
今回歩くのは約1ヶ月ぶりの
お散歩になります。
『今日お外に出られるのを
楽しみにしていたわ♪』
と、仰られたので
「そうですね！本当に久しぶりですもんね♪」
と、お答えしました。
そう言いながらお外へ出ると
ポツポツと
少し雨が降りはじめていました☔️
「雨みたいですね。
今日はやめときましょうか？」
と、病みあがりのご体調を気にかけて
そうお伝えすると
『いや、今日はどうしても行かないと‼️』
と、仰り前進されたので
リュックの中から折り畳み傘を取り出し
一緒に歩き始めました。
弱い雨あしの中
いつも立ち寄る野菜の無人販売所へ
たどり着きました🍆
すると
『あ、あったわ‼️』
と、大きな声で喜ばれたので
野菜を見渡してみると
この時期しかお目にかかれない
＂タケノコ＂が置いてありました。
『コレを待ってたわ♪』
そう仰られたので
「よかったですね！
今日を逃すと
タケノコはもう
売られなくなっていたかもしれませんね😅」
と、お伝えしながら
あっ、なるほど
タケノコのために
雨でも歩くと仰られたのか〜✨
そう思っていると
『去年はコレを逃しちゃったから
今年はなんとしても手に入れようと思って
頑張って身体を回復させたのよ‼️』
と、最高の笑顔😆でそして力強く
そう仰いました。
何かを手に入れるためには
＂努力”と＂タイミング＂が必要で
この患者さんにとって
この絶妙な＂タイミング”を逃さないために
●食欲がなくても食べる
●毎日できる運動は行う
●雨の中でも歩く
90代のお身体には
一見過酷と思われるこの＂努力＂は
＂タケノコ＂を手に入れるという
強い目的のためであれば
ただの＂過程＂でしかなく
それは決して
＂苦痛＂ではないように感じました。
そして去年＂タケノコ＂を
手に入れられなかったことで
その＂悔しさ＂は
＂エネルギー＂に変わり
それを手に入れた時に
その＂喜び＂は
とてもとても大きくなったようです♪
つまり
＂何があっても諦めないこと＂
その決意を胸に
失いかけていた目的地を
再び思い出し
一歩踏み出している自分に気がつきました^ – ^
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