将棋盤に刻まれる記憶

将棋盤に刻まれる記憶

認知症を

発症している90代男性の

患者(利用者)さんのお話です♪

この方の介入の際は

前半には身体を動かす

運動を行い

バランスなどのトレーニングを行った後に

少し余った時間で

ご本人が大好きな

"将棋"の対局を行います。

自分は小学生以来の対局で

思い出しながらも

つい夢中になって

お相手をさせて頂きました。

気づくと

お互い一歩も譲らない大接戦‼︎

『"さて、どうする?"』

次の一手で勝敗が大きく変わる‼︎

思わず考え込むと

患者さんが

『次はどっちの番だったかね?』

思わず、フッと力が抜けました。

そういえば

この方は

認知症でありながら

忘れゆく記憶の中

"将棋盤に刻まれる記憶"を頼りに

自分とこんなに

いい勝負をして下さっている…

この対局をもっと続けていたい

と思いながらも

恐る恐る

時間を見ると

介入終了時間を

5分ほど過ぎていました。

ここまでの対局を写真におさめ

「今度はまたこの続きをやりましょう!」

と、お伝えして

その日の介入は終了となりました。

何かに"夢中になること"の楽しさを

改めて

思い出させて頂いた貴重な経験でした^ – ^

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