終わり良ければすべて良し

"ことわざ"を調べるのが大好きな
90代女性の患者(利用者)さんのお話になります♪
その日訪問すると
とても古い本を開いてらっしゃいました。
「それは何の本ですか?」
と、お尋ねすると
『これは"ことわざ"事典よ!
昔からこれを読むのが好きなのよ♪』
と、仰られ手渡されました。
それをゆっくり開いてみると
変色し
字を読むのが大変なくらい
古くなっていました。
最後のページを見ると
1967年に出版されていたようで
自分よりも長生きだなぁと思いつつ
「沢山の"ことわざ"が書かれていますが
どの"ことわざ"が一番好きですか?」
そうお聞きすると
『そうね、
"終わり良ければすべて良し"かしらね♪』
と、お答えになり
続けて
『人生は辛いし苦しいことばかりよね。
一つ心配事が済むと
すぐに次の心配事がやって来る。
だけど
終わり(結果)が良ければ
辛く苦しかった事は
すべて最高の終わりを演出するための
"過程”だったと思えるのよね。
だから
良いことがあった時
それを"一つの終わり"
ということにしてるのよ。
そして
次の”最高の終わり"に向かって
またいろんな"過程"がはじまる。
そう思うと
ちょっとだけ気持ちが楽になるでしょ♪』
このお言葉が
心の深いところに優しく響きわたりました。
そして
素晴らしい学びを頂き
「今、自分の中で
"一つの終わり"を経験しました♪」
そうお伝えすると
『それは良かったわ♪』
そう仰り、
ニッコリと素敵な笑顔を
浮かべてらっしゃいました^ – ^
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