感謝するべき人
ご家族の仲がとても良い
70代女性の患者（利用者）さんと
娘さんのお話になります♪
その日訪問すると
患者さんの横に
近くに住んでらっしゃる
娘さんが座られており
楽しく会話されていました♪
「いつも本当に仲が良いですね」
と、お伝えすると
『そうね♪』
と、親子で口を揃えて
お答えになられました。
多分、患者さんが親として
娘さんの育て方が
良かったのだろうと思い
「娘さんが子供の頃は
どんなお母さんだったんですか？」
と、お聞きすると
『そうね、
かなり＂自由＂にさせて貰ってたかな〜』
と、娘さんがお答えになりました。
それを聞き患者さんも
うんうん、と頷いていました。
「自由とは具体的にどんな感じですか？」
と、さらに深掘りして聞いてみると
『何でもやりたいことやらせて貰ったかな。
でもね
高校受験の時に
進路相談で学校の先生と面談する時に
母が先生に向かって
＂娘に全部任せてますから＂と言って
席を立って帰ってしまったんです。
その時は流石に
私の進路とかどうでもいいのかな〜と
思って少し寂しい気持ちになったんです。
よくよく考えると
勉強しなさい！とか
習い事しなさい！とか
普通の親が言うようなことは
一切言われなかったんですよね。
だから本当に
私のこと興味ないんだな〜と
思ってたんです。
その後、自分1人で決めた
高校を受験して
滑り止めなしの一本勝負をしたんです。
そして合格発表の日にも
やはり母は来てくれなかったんです。
他の子達はみんな
親と一緒に合格発表を見に来てるのに。
そしたら何とか＂合格＂していたので
少し寂しい気持ちで
母に電話すると
電話先で
＂よかった、よかった、本当によかった＂
と、ただただ泣いていたんです！
それを聞いて
＂ちゃんと気にしてくれていたんだ＂
と、とても嬉しい気持ちになったんです。
ね、お母さん！！』
すると
患者さんが
『そうね♪あの時は嬉しかったわ。
本当に…
とても心配していたんだけど
怖くていけなかったのよww』
と、言いつつも
娘さんへの＂愛情＂が伝わってきました。
その後聞いた話によると
娘さんがやりたいと思った
●習い事
●遊び
●私立の高校受験
など
全てどんな事でも＂自由＂にやらせて
あげたそうです。
それを成立させるには
とてつもない額の＂費用＂が
かかったことでしょう。
しかし
＂母として娘がやりたいことのために
頑張って働いて稼ぐことは当たり前だから＂
と思って母としての
＂責任＂を果たしていたそうです。
当たり前のように聞こえますが
自分の子供に対して
＂自由な選択＂をさせてあげるために
どれ程の
＂努力＂と＂忍耐＂があったことか。
＂ただ愛情を込めて見守る＂
親としてこれを成し遂げるための
とてつもない＂苦労＂を乗り越え
今の笑顔溢れる親子関係が
成立していることにとても納得しました♪
そして
自分が今、多くのことを
＂自由＂に選択できるということは
誰かが暖かく見守ってくれているからだと
＂感謝するべき人＂を思い浮かべました^ – ^
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