自分の存在価値

ストライキを決行した
80代女性の患者(利用者)さんの
お話になります♪
その日訪問すると
『今日は絶不調よ‼︎』
と、少し強い口調で仰られたので
「どうされたんですか?」
と、お聞きすると
『頭が痛いし、目眩もするし最悪よ!』
と、仰られました。
すぐにバイタルを測定しましたが
どれも正常な値でした。
そこで再び
「何かその症状のきっかけになるような
原因はありそうですか?」
と、お聞きすると
『そうね、今日(同居する)息子と娘と
喧嘩したのよ🤛いつもは朝ごはん作ったり洗濯したり
いろいろしてあげるんだけど
今日は頭も痛いし、目眩もするから何にもしない‼︎
って言ってベットで寝てたのよ』
「なるほど、それは大変でしたね😅」
そうお伝えすると
『息子達は私に感謝もせず
家事を手伝ってもらうことを
当たり前だと思っているし
その癖文句ばっかり言うから
腹が立ってね‼︎
今日はストライキよ❗️ストライキ‼️
少しは感謝してもらわないとね!
だから全部仮病なのよ!』
と、ため込んだモヤモヤが
ズズズっと
全部吐き出されたような感じでした。
「では頭痛も目眩も今は大丈夫ですね😄?」
と、お聞きすると
『そうね、あなたに全部話したら
スッキリしたわ、ありがとう😁』
それを聞き仮病でよかった♪
と、少しホッとしました。
毎日毎日同じことの繰り返しだと
それが当たり前になり
"感謝"や"称賛"されることも少なくなる。
しかし
有名な作家や画家が
亡くなって(作品を作れなくなって)
世の中に評価されるという事があるように
当たり前が当たり前ではなくなった時に
"感謝"や"称賛"が
得られるのかもしれません。
日本人はあまり行いませんが
この患者さんが行ったストライキ‼️
"自分の存在価値”を示すための
一つの手段なのかもしれない。そう思いました^ – ^
ちなみに"ストライキ”を行った
その日1日、息子さんと娘さんは
とっても優しく接してくれたようですww
めでたしめでたし😌
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